632杯目:富士そば5月のフェアメニュー 冷しタコからレモンそば&ミニタコからねぎ玉丼セット
文学フリマ東京の準備や本業に追われていたら、月の半ばを過ぎていた。富士そばには変わらず通っていたが、遠出する気力が湧かない。四十を過ぎて、初めて知る五月病である。

せめてもの思いで、5月のフェアメニューばかり食べている。今回は「冷しタコからレモンそば」(670円)と「ミニタコからねぎ玉丼セット」(850円)の2品。前回のフェアメニュー「かつ丼セット」とは打って変わり、ユニークな新メニューを打ち出してきた。

まずは「冷しタコからレモンそば」。富士そばの公式サイトには「蕎麦界初!?」とあるが、たしかにタコからのトッピングはあまり見かけない。居酒屋で提供されるイメージが強すぎるからだろうか。タコから好きの私ですら、このようなそばは思いつきもしなかった。

見た目はよくあるタコからで、これが6、7粒トッピングされている。小粒ながら、ほどよく弾力があり、ちゃんとタコのうま味も感じる。生地にもしっかりと味がついているので、お酒のアテとしても活躍しそう。
レモンをつけたのは、正解だと思う。やはり、タコからにはレモンがなくちゃ。レモンがあるとないとでは、満足感が全く変わってくる。

「ミニタコからねぎ玉丼セット」はどうか。これもまあ悪くない。タコからが丼たれとともに玉子とじされているため、結構ジャンクな味わい。涼を感じさせる「タコからレモンそば」とは真逆の立場にある。

煮こんでいるためか、タコからの食感がゴリゴリになっている気がする。これは好みがわかれるかもしれない。
2品を食べ比べてみたが、やはり「冷しタコからレモンそば」の方を推したい。タコからマシマシ、レモンマシマシとかできなのだろうか。
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