644杯目：富士そば渋谷東口店で海老だけかき揚げそば

　ここ最近、富士そばの一部店舗で「小海老の唐揚げ」を使ったメニューをよく見かける。とくに「海老だけかき揚げそば」（730円）を取り扱う店舗がぽつぽつ現れている。渋谷東口店もそのひとつで、券売機の目立つところに「海老だけかき揚げそば」が配置されていた。

　発注ミスで大量に仕入れてしまったのか、それともおもてなし精神の表れなのか。「海老だけかき揚げ」には小海老がぎっしり詰まっていた。卑しいと思いながらも、数えてみたら13尾も入っていた。まさに品名に偽りなしである。ちなみに、ゆで太郎が一足早く「ほぼ海老だけのかき揚げ」を販売しており、富士そばはそれに追随したかたちになる。

　ゆで太郎の「ほぼ海老だけのかき揚げ」が剝き海老を使っていたのに対し、富士そばの「海老だけかき揚げそば」は殻付きの小海老を使用。ザクザク、ぽりぽりの食感で、一応の差別化はできている。

　なかには「海老からカレー」や「海老からきくらげそば」などを提供している店舗もある。小海老の在庫事情は謎だが、しばらくアレンジ大会が続きそうだ。