グリーンマックス 麺街道シリーズ 「富士そば」がついに発売

昨年末に告知され、ついに発売された「名代 富士そば」の鉄道模型。グリーンマックスが手がける「麺街道」シリーズの一環で、ほかにも「日高屋」や「ぎょうざの満州」などの飲食チェーンがラインアップされている。
縮尺1/150スケールで、1階に富士そばが入る3階建てのテナントビルを再現。建物サイズは幅74mm×奥行80mm×高さ85mm。価格は税込6,600円。
ちなみに私はガンプラユーザー(基本パチ組み)だが、鉄道模型は今回がはじめて。おまけに数年ぶりの模型制作である。震える指先とかすみ目と闘いながら、なんとか組み上げた。

パッケージは完成イメージの写真のみで、ガンプラのようなボックスアートは施されていない。全体的に質素な印象である。

ランナーは合計17枚。各パーツはすでに着色済みなので、基本的には素組みで問題ない。

看板や内装はステッカーで再現。券売機やサンプルケース、タペストリー……と、わずか2センチほどのサイズながら、印刷が非常に精密で驚かされる。「コラーゲンそば」「もずくそば」といった、珍そばのPOPまで網羅されており、遊び心もたっぷり。

今回は使った模型用工具は①ニッパー②デザインカッター③ピンセット④瞬間接着剤⑤サンドペーパー。とくにパーツとパーツをつなぎとめる、瞬間接着剤はマストアイテム。嚙み合わせの悪いパーツもあったので、適宜、サンドペーパーで削って調整した(今回は模型用を入手できなかったので、粗目のサンドペーパーを使った)。


外観はシンプルながら、部品構成は意外と細かい。外壁だけで20以上の部品が使われる。窓ガラスはクリアパーツを採用しており、サッシも印刷済み。



ステッカーを貼ったら、一気に「富士そばらしさ」が出てきた。掌にすっぽり収まるサイズで、けっこうかわいい。特定の店舗をモデルにしているわけではないようだが、うまく「記号的」なビジュアルを表現できていると思う。
建物の雰囲気としては品川店に近いが、店構えは秋津店っぽさがある。正面入口が2つ並んでいる特異なつくりは旧・柏店を彷彿とさせる。


腕に自信があるなら、実在の店舗に寄せてカスタマイズするのもありかもしれない。なんにせよ、Nゲージのジオラマに組み込んでこそ真価を発揮すると思うので、モデラ―の方たちの作例がいまから楽しみである。
コメントを残す