625杯目:富士そば津田沼店でミニバターチキンカレーセット
最近、会う人、会う人「米が高い」と嘆いている。それに対して「きついっすよね……」と、眉間に深いしわを寄せて頷いたりするのだが、私はそもそも家でお米を炊かない。したがってお米も常備しておらず、自炊の主食はもっぱらうどんである。

それでもごはんは好きなので、食べたくなったら外食でまかなうことにしている。選択肢は多いが、その上位に挙がるのが富士そばである。先日も津田沼店の「バターチキンカレーセット」(790円)でごはん欲を満たしてきた。
よく考えたら、インネパ店の定番であるバターチキンカレーとそばの組み合わせというのもおもしろい。この手のアプローチはよもだそばの専売特許かもしれないが、やはり新鮮に映る。

毎度クオリティの高い店舗限定メニューを開発する津田沼店だけあって、今回のバターチキンカレーも結構手が混んでいた。赤色のカレーソースはオイリーで、見た目からして再現度が高い。チキン(蒸し鶏)もたっぷり入っており、食べる前から気分が上がる。口に運んだとき、じゃがいもやニンジンのような食感があったので、おそらく通常のカレーソースをベースにしているのだろう。

特筆すべきは、カレーソースの甘さだ。バターチキンカレー特有のあのわざとらしい甘さを忠実に再現。これがごはんに合うのだから不思議である。いつものカレーソースをここまで甘くするためには、大量の砂糖を投入する必要があるだろう。ふつうなら日和ってしまいそうだが、その思い切りのよさに思わず感心してしまう。
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