コラム12:ワンコインを死守する富士そばの朝そば、朝カレー。1000円あれば、最強の朝食を堪能できる
8通りの味が選べる、富士そばの「朝そば」
昨今、食材費高騰・人件費高騰などを受けて、外食チェーンの値上げが続いています。富士そばも度々価格改定しており、つい先日、定番メニューの「肉富士そば」が710円になりました。10年ほど前は一杯430円だったので、隔世の感を覚えずにはいられません。
それでも、セットメニューは600円台から用意されているのでお得感はキープしています。しかも、朝メニュー(朝5時~10時提供)はいまだにワンコインを死守。企業努力というより、立ち食いそば店の意地を見ている思いです。
朝メニューの代表格といえば「朝そば」(450円)です。「きつね」と「たぬき」の2パターンがあり、前者であれば油揚げ&温玉、後者であれば揚げ玉&温玉がそばにトッピングされます。また、そばからうどんに変更できて、温/冷の選択も自由です。そば/うどん、きつね/たぬき、温/冷を上手く組み合わせれば、8通りの楽しみ方が可能に。これなら毎日でも通えてしまいますね。
小鉢2品付きで、プレイバリューが高い朝カレー
全店提供の朝そばほどではありませんが「朝カレーセット」(480円)も大半の店舗で見かけます。朝そばのお得感もなかなかのものでしたが、朝カレーも侮れません。
メインに据えるのは、ミニそば&ミニカレーライス。このミニ&ミニという構成が絶妙! コストを抑えるためとはいえ、この腹八分目のボリュームが朝にはちょうどいい。おまけに温玉とほうれん草のおひたしまで付いてきて、プレイバリューも高い。温玉とほうれん草をどのように活用するか、悩む時間もまた醍醐味のひとつです。
朝からガッツリいきたい人は、トッピングを追加するのもアリです。薬味ネギ(50円)、温玉(80円)、わかめ(90円)、ほうれん草のおひたし(120円)、かき揚げ・コロッケ(150円)など、ラインナップは多彩。かき揚げ3つを追加しても1000円でお釣りが出るから驚きです。かつ煮やカレーソースなどを取り扱っている店舗もあるので、ぜひ「最強の朝食」にカスタマイズしてください。
店舗限定の朝メニューも見逃せない
一部の店舗では、朝そば・朝カレー以外の朝食も取り扱っています。「玉子かけごはんセット」や「朝納豆定食」といった朝食向きのメニューが中心ですが、田端店の「朝チャーシューエッグ丼」や自由が丘店の「朝ラーメン」のような店舗限定メニューも見逃せません。
なかでも、神田店は出勤前のビジネスパーソンを意識してか、朝食を7品ラインナップ。
①朝そば②朝ポパイ丼セット③朝カレーセット④朝玉子丼セット⑤納豆定食⑥高菜定食⑦朝ラーメン……と、バリエーションも多彩でやたらと充実しています。こうした独自の朝メニューは提供時間が限られている分、一般的な店舗限定メニューよりもよほどレア物だといえるでしょう。ユニークな朝メニューを見つけたら、優先的にいただくことをおすすめします。
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