2020-06-13

331杯目:【閉店】富士そば北千住東口店できいろ~いうどんで、バタチキ!

 4月に「やわらか~い 鶏そば」を販売した富士そば「北千住東口店」の新作は、「きいろ~いうどんで、バタチキ!」(650円)。ユニークな品名に店主の茶目っ気が現われる。これまで「ベトナム風うどん」「タンドリーチキンカレーそば」「ディアボラチキンそば」といった、比較的ストレートな品名が多かっただけに、ちょっと意外な印象を受ける。メニュー構成は、うどん、つけ汁のバターチキンカレー、ライスになっており、トレーの上はけっこうにぎやか。

「きいろ~い」は、うどんに和えられた「ターメリック」を指しているようだ。エスニック料理でおなじみの香辛料。日本でいうところの「ウコン」である。
 うどんの色はほのかに黄色く見える程度で、従来と大きな差はない。ターメリックのほろ苦さや風味もあまり感じられなかった。もしかしたら、アルバイトスタッフが香辛料の量を誤ったのかもしれない。

 つけ汁は「タンドリーチキンカレーそば」のつゆをより濃厚にしたような感じ。スパイスの香りが食欲をそそり、うどんともよく合う。
 つゆの底をサルベージすると、大きな鶏肉を発見。これは「鶏そば」の鶏肉を流用したものだろう。肉質はやわらかく、スパイスがしっかりなじんでいる。
 仕上げはライスを投入して、おじや風に。さらさらと流しこんでいると、額からどっと汗が噴き出してくる。
希少性:★★★ インパクト:★★★ コスパ:★☆☆

 

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