2020-10-23
361杯目:富士そば武蔵小山店で大きい冷やしナス天おろしそば
富士そばにはボリューミーなメニューがいくつか存在する。その代表格が「富士山盛りそば」。そば3玉を豪快に盛りつけたメニューで、一部の店舗で販売されている。
「富士山盛り」の品名は高く盛られたそばを富士山に見立てたものだが、これはなかなか洒落たネーミングである。なかにはもっとシンプルなものもあって、たとえば「冷やしジャンボたぬきそば」や「ビック(ビッグ)クリスピーおろしミニ丼」などはとてもわかりやすい。このわかりやすさに購買意欲が刺激される。
極みつきは、武蔵小山店の「大きい冷やしナス天おろしそば」(490円)だろう。小細工なしのどストレートで「大きい」ときた。骨太かつ実直。てゆうか、そのまま過ぎる。
そばを覆い隠すナス天は長さ約17センチ。厚みは2センチを越える。箸で持ち上げるとズシりと重く、自重で身がたわむほど。堂々たる佇まいに大根おろしをつけ忘れられたことも些末な問題に思えてくる。
見た目とは対照的に味は素朴だった。これはたしかに「ジャンボ」でも「ビッグ」でもない。「大きい」が正解。
希少性:★★★ インパクト:★★★ コスパ:★★☆
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