379杯目:富士そば武蔵小山店でご多幸うどん
先日紹介した「銀だこそば」がSNSで話題になっている。店頭に掲げられたタペストリーは遠くからでもよく目立ち、新規顧客の囲い込みにも一役買っている。
そんななか独自の動きを見せるのが「武蔵小山店」である。銀だこそばのほか、よりインパクトのある「ご多幸うどん」を取り扱う。 銀だこそばに使われるたこ焼きは3つ。対するご多幸うどんはなんと21個のたこ焼きを使用する。「21」という数字は「2021年」にちなんだ。 そばではなくあえてうどんを使ったのは少し説明がいる。これは「年明けうどん」を意識したもの。2010年ごろから香川県が提唱している習慣だが、タペストリーにはとくに説明がなく、事情を知らない人の目には新年早々のミステリーに映ったことだろう。
うどんとたこ焼きは専用のつけ汁で食べる。味は濃厚で、どこか煮干しラーメンっぽい風味を感じさせる。たこ焼きの生地は味がついているので味ヘン感覚で利用したい。
さらにたこ焼きソースと青のり・カツオ節もついてくる。いくら銀だこのたこ焼きが美味しいとはいえ21個を食べ切るのは容易ではない。終盤は「飽き」との闘い。つけ汁、ソースあるいはプレーンと、各種フレーバーを効果的にローテーションするのが攻略のカギになる。うどんは貴重な箸休め要員なので温存しながら食べてほしい。
私は猫舌のため序盤はかなり苦戦したものの、10分強で完食できた。 この商品は15日までの販売。提供時間も15〜22時に限定されている。我こそはという人はぜひチャレンジしてほしい。
希少性:★ ★ ★ インパクト:★★★ コスパ:★★☆
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