2024-05-04

594杯目:富士そば赤坂見附店で冷し明日葉とりたぬきそば

 先日、ひさしぶりに富士そば赤坂見附店に行ってきた。普段はアクセスのいい赤坂店に行きがちだが、新メニューの登場とあっては話が別だ。

 お目当ては、三宅島産の明日葉を使った「冷し明日葉とりたぬきそば」(660円)。いまや、富士そばでもおなじみの明日葉だが、まさか赤坂見附店でお目にかかれる日がくるとは。しかも、定番の「明日葉天」をスルーして、あえてのオリジナルメニューときた。明日葉みそ汁(フリーズドライ)の贈答キャンペーンも打たれ(4月22日時点)、華々しいデビューを飾った。

 しかしながら、三宅島の関係者は今回の新作をどうとらえているのだろうか。というのも「明日葉とりたぬきそば」があまりにも富士そばナイズしすぎているからだ。

 品名からはわからないが、見ての通り、そばの上にはマヨネーズがたっぷり。主役を圧倒するほどの存在感である。POPにも「マヨネーズが決め手!!」とあり、思わず「そっちかい」と突っこまずにはいられない。メニューを提案されたときの三宅島関係者の心中はいかばかりか。

 そもそもそばとマヨネーズが合うのか、という話なのだがこれが意外と悪くない。マヨネーズがつなぎ役となって、あげ玉のさくさく感や鶏肉のうま味、茹でた明日葉のほろ苦さをまとめあげている。
 明日葉の働きでサラダ感覚に仕上がっている点も大きい。もし明日葉が抜けてしまったら、四つどもえの均衡は瞬く間にくずれてしまい、こってりとした「とりたぬきそば」が残るだけだろう。三宅島のWEBメディア「ミヤケジマズ」によると「ゆでた明日葉のツナマヨ和えが定番」とあるので、そちらを使ったそばも食べてみたいところ。
希少性:★★★ インパクト:★★★ コスパ:★★☆

 三宅島の情報を知りたい方は、三宅島観光協会のツイッターWEB メディア「ミヤケジマズ」をどうぞ。

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