2022-04-30

461杯目:富士そば赤坂見附店でミニげそ天丼セット&スパイス盛りそば

 立ち食いそば評論のオーソリティ・坂崎仁紀氏の著書『うまい! 大衆そばの本』(発行:スタンダーズ・プレス)によると立ち食いそば店の「ゲソ天」は、以下の2種類に大別できるそうだ。
 ①イカの足を切らずに揚げるタイプ
 ②イカの足を切り離してかき揚げにするタイプ

 数年前に富士そばで食べたゲソ天は①のタイプだった。ところが、赤坂見附店の新メニュー「ミニげそ天丼セット」(580円)は、①と②の中間タイプを採用している。

 というのも、切り離した足をかき揚げではなく単体で天ぷらにしているのだ。ごはんの上にはバラバラに揚げられたゲソ天が三つ。ゴロっとしていて如何にも食べごたえがありそう。



 1cm近い太さがあり、歯ごたえ抜群。それでいて歯切れもよく、ゴリゴリ……ブツリとした食感が楽しい。しっかりとうま味も感じられてごはんが進む。

 ところで、赤坂見附店といえば薬膳スパイスを使った限定メニューである。「スパイスかつ丼」や「スパイスカレーそば」などでの展開だが、このスパイスを盛りそばにも活用できるのではないか。



 そう思い、げそ天丼のセットに付いてくる盛りそばにスパイス(単品50円)をかけてみた。名付けて「スパイス盛りそば」。見た目は意外と悪くない。そばのグレーとスパイスの茶色による色彩のコントラストが新鮮。スパイシーな香りが鼻を抜け、食欲を刺激する。

 さて、実食。スパイスがたっぷり絡んだそばをつゆにダイブ。一口すすると……にがっ! にっが! これはまともに食べられない。悪さをしているのはスパイスに配合されているウコンだろうか。そばやつゆの風味をかき消すほどの破壊力。なんとか食べきったが、スパイス盛りそばがなぜラインナップに加わらなかったのか身をもって痛感した。意外なことに、富士そばもちゃんと考えてメニュー開発しているのだな。
希少性:★★★ インパクト:★☆☆ コスパ:★★☆

飯田橋駅前店では、かき揚げタイプの「紅生姜ゲソ天」が提供されていた。

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