448杯目:富士そば神楽坂店でミニオクラとろろ丼セット
先日、富士そば神楽坂店で「ミニオクラとろろ丼セット」(600円)を食べた。
オクラは大好物。しかし、とろろはあまり惹かれない。生まれてこの方惹かれたことがない。麦飯&とろろを至高の組み合わせとする世間の風潮を冷ややかに見ている節がある。
興味を持てないのは、味があっさりしすぎていて食べた気がしないからだろうか。高級店のとろろは一味ちがうのだろうか。「嫌い」とか「不味い」といった話ではなくて、ただただ「無」の心境なのである。
なぜオクラとろろ丼を注文したのかというと、POPに惹かれたからだ。それ以外にほかならない。上の写真を見てほしい。オクラとろろ丼には似つかわしくないポップなあしらい。テンションが振り切れた「YEAH!」の文字。なんかキラキラしてるし。とろろに無関心な私ですら、異質なアプローチであることがわかる。POPをつくった人は夜勤明けで疲れていたのかもしれない(ちなみに価格も値上げ前の表記になっている)。
とろろに味がついていないので、備え付けの醤油と盛りそばのわさびを添えて食べた。てきとうに攪拌したらズルズル、サラサラと胃に流しこむ。この流動感こそとろろの真骨頂にちがいない。私のなかでとろろの評価が変わった。とろろはメシの通りをよくするためのツールなのだ。
希少性:★★☆ インパクト:★☆☆ コスパ: ★★☆
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