2021-03-09

392杯目:富士そば赤坂見附店で春巻きと焼売の旨辛ミニ丼 たぬきそばセット

 以前から富士そば赤坂見附店のとあるメニューが気になっていた。「春巻きと焼売の旨辛ミニ丼 たぬきそばセット」(580円)。説明しようがないほど、どストレートな品名である。 このメニューを知ったのは、2020年の10月ごろ。食べた人のツイートを目にしてのことだった。ほかの店舗では見かけない不思議な取り合わせ。一度は味わっておきたい、と富士そばライターの衝動がむくむくと頭をもたげた。 しかし、お目にかかる機会はなかなか訪れなかった。なぜかいつ訪問しても売り切れなのである。この珍妙なる一杯の何が赤坂の客を夢中にさせるのだろう。ますます興味が湧いてくる。

 四度目の訪問でとうとう注文することができた。存在を知ってからすでに5か月近くが過ぎていた。何度も当てが外れていただけに、喜びもひとしお。

 ただし、喜びの度合いは注文したときがピークで、配膳されてからは横ばいか徐々に下降線をたどる。ぬぐい切れない出オチ感が原因かもしれない。とはいっても、味についての満足度は高い。春巻きは具がとろりとした仕上がりで、焼売はあんがみっちり。タレから漂うごま油の香りにご飯が進む。たぬきそばとの相性はさておいて、売り切れが出る理由が少しわかった気がする。
希少性:★★★ インパクト:★★☆ コスパ:★★☆

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