2023-01-06

506杯目:富士そばのマル得!3種類のミニ丼セット(550円メニュー)を食べ比べ

 今年の富士そばの新春企画は「選べるミニ丼」3種キャンペーン。ラインナップは「ミニかき揚げ丼」「ミニ生姜豚丼」「ミニネギチャーシュー丼」となっており、それぞれそば(温/冷)付き550円で提供する。年明けからの値上がりを踏まえると、破格の値段設定。今回の企画は、客の繋ぎとめも意図したものだろう。

「紅生姜天丼」や「ねぎ玉丼」があった前回は、彩りのいいラインナップになっていたが、今回は茶色いミニ丼が大集合。格付けするなら、①ミニ生姜豚丼 ②ネギチャーシュー丼 ③かき揚げ丼の順になる。各ミニ丼のレビューは、以下のとおり。味と希少性を大まかな評価基準としているが、店舗のごとのクオリティに差がありそうなので、今後もリサーチは継続したい。

 まずは「ミニ豚生姜丼」。今回は「ミニかき揚げ丼」と並ぶ安パイなメニューだと思っていたが、よい意味で予想が裏切られた。刻み生姜のトッピングとおろし生姜入りのタレの二段仕込みになっており、さわやかな香りが食欲を刺激する。
 口に運ぶと生姜の風味がガツンと広がって、なんだか風邪を引いたときに食べたくなる。好みが別れそうな味なので、、富士そばでよく見かける「豚しゃぶ丼」の感覚で注文するのは禁物である。

 続いての「ミニネギチャーシュー丼」は、2014年頃に一部店舗で提供されていたメニューの復刻版。ご飯の上に乗ったチャーシュー&白髪ねぎは中華ダレが和えてあり、今回のラインナップのなかでも変化球的な存在といえる。普段から富士そばに通っている人から重宝されそうな一杯だ。

 最後は「ミニかき揚げ丼」。今回のラインナップで唯一、セミレギュラー的な立ち位置のメニューにあたり、キャンペーン以前から度々各店の券売機に並んでいた。
 かき揚げは甘辛いタレで煮こまれており、かなりウェッティ。玉ねぎの甘さと相まってスイーツのごとき味わいだが、これが不思議とそばと合う。物珍しさという点では、他2品に一歩及ばないが、なくてはならない一品といえる。

 キャンペーンがはじまった当初は、やや地味なラインナップに思えたが、こうして食べ比べてみると、それぞれ個性が際立っていた。ワンコインに収まらなかったとはいえ、安さにおいては他のファストフード店にも引けをとらない。こうしたキャンペーンを効果的に実施して、なんとか客を繋ぎとめてほしい。
希少性:★☆☆  インパクト:★★☆ コスパ:★★★

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