534杯目:【閉店】富士そばカップ下北沢店でトリプルチキンプレート
※この店舗はすでに閉店しています。
先日、センセーショナルなデビューを果たした「冷し蒸し鶏半分そば」。「アスリート向け」というコンセプトは、富士そば新時代の幕開けを予感させた。
ところが、とき同じくして真逆のコンセプトをいくメニューも世に放たれていた。下北沢店や藤沢店、大船店店などの一部店舗で提供されている「トリプルチキンプレート」(780円)だ。大盛りのライスにチキンカツの玉子とじ・鶏ネギ・鶏唐揚げを豪快にトッピング。まさに、脂質と糖分のかたまり。アスリートが見たら、卒倒してしまうに違いない。
富士そばのデカ盛り系メニューといえば、豚丼・かつ丼・カレーライスの集合体「よくばりコンボ」だが、こちらの「トリプルチキンプレート」も引けを取らないインパクト。好奇の目か、それとも羨望の眼差しか……、私のトレイに周囲の視線が突き刺さる。
なにげなく隣の席に目をやると、なんと若者が「よくばりコンボ」を食べていた。なにか見えない力にひき寄せられた気がした。彼の素性は知れないが、アスリートではないことは確かである。
「鶏ネギ」は「ピリ辛鶏ネギそば」で見慣れているが、こうしてライスに乗せて食べるのははじめて。思考停止させたら「サラダ」に見えなくもない。ライスを介在して、玉子とじの甘みとラー油の辛味が融合すると、より奥深い味になる。
ダメ押しといわんばかりに、お皿の端にマヨネーズが添えられている。いやはや、カロリーをストイックに追求する姿勢には恐れ入る。迷わず、鶏唐揚げをディップした。
チキンカツ・鶏ネギ・鶏唐揚げ……と、同じ鶏でも個性は三者三様。メリハリのある構成だから、意外と食べ飽きることがなかった。まだまだアレンジできそうなので、手始めに「トリプルチキンカレープレート」なんてどうでしょうか。
希少性:★★☆ インパクト:★★★ コスパ:★★☆
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