583杯目:富士そば津田沼店で明太カルボナーラそば
富士そば津田沼店で久々に珍そばが登場した。「明太カルボナーラそば」(750円)という、ありそうでなかったアレンジ。ダイタンディッシュが運営する店舗なので、珍そばメイカーのHさんが開発にかかわっていると見た。
「カルボナーラ」の語源は、イタリア語で「炭」を意味する「カルボーネ」に由来する。たっぷりかかったコショウを「炭」になぞらえたものらしい。チーズやクリームといったクリーミーな素材を想起させる言葉の響きだったので意外であった。「明太カルボナーラそば」もコショウが香り立っていて、食欲を刺激。盛りつけも見事でテンションが上がる。
たまにシャバシャバのカルボナーラに出くわすが、「明太カルボナーラそば」はねっとり系のソースがしっかりと絡んでいる。チーズの濃厚な風味とそばの味が上手いこと拮抗していて、意外とまとまりがいい。こういう手堅い感じが津田沼店、というかHさんの仕事を思わせる。明太子の主張が若干弱いので、刻み海苔に替えてもいい気がする。これを見て「うどんのが合いそう」と思う人もいるかもしれないが、そういうのはつるとんたんに任せておこう。
かつては「あさりのボンゴレそば」なんてメニューも存在したが、スパゲティのレシピにも色々ある。ミートソース、ペペロンチーノ、ナポリタン、ジェノベーゼ、イカ墨……。「明太カルボナーラそば」の売れ行き次第では、続編もありえるか?
希少性:★★★ インパクト:★★★ コスパ:★★☆
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