498杯目:富士そば三光町店でゆず鶏明日葉そば
11月、富士そば全店で徳島県産「なると金時」を使った「徳島特製かき揚げ」が提供された。8万食を用意し、公式のアナウンスによると12月の頭には品薄になる見通しだという。
そんな「徳島特製かき揚げ」の影に隠れて、ひっそりと券売機に並んでいるご当地食材がある。三宅島産の「明日葉」だ。2019年9月頃、この明日葉を一枚揚げにした「明日葉天」が富士そばで登場。以降、例年夏から冬にかけて三光町店や新宿店などの一部店舗で提供されるようになった。
前述の「明日葉天」のほか、明日葉のおひたしを取り扱う店舗もある。前者がインパクト絶大な見た目だったのに対して、後者はビギナー向けというか、だいぶ親しみやすくなっている。
今秋は、三光町店が「ゆで鶏明日葉そば」(550円)を開発した。レギュラーメニューの「ゆで鶏ほうれん草そば」のほうれん草を明日葉に差し替えた一品である。
「ゆで鶏ほうれん草そば」と似たような見た目をしているが、味わいは大きく異なる。明日葉の野趣が全面に押し出されていて、野草独特の風味が強い。どこかたくましさがあって、いかにも活力がみなぎってきそうだ。
相乗効果なのか、一緒に添えられたゆず皮の香りも際立っている。真冬になる前に冷たいそばでもいただいてみたい。
希少性:★★★ インパクト:★★☆ コスパ:★★☆
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