2023-05-06

528杯目:富士そば大宮東口店であおさのりトッピング

 今年2月、富士そば大宮東口店がリニューアルオープンした。改装にあたり、生そばから「乱切り蕎麦」に、券売機はボタン式からタッチパネル式に変わった。おなじみの白色の看板も黒色を基調としたシックなデザインに一新されている。
 そんな大宮東店でトッピング用の「あおさのり」(130円)が提供中だ(ほか藤沢店、大船店でも)。こうした店舗限定の単体トッピングはとても希少。そばにかけてよし、うどんにかけてよし。なんならミニ丼に散りばめてもOK。アイデア次第で使い方は無限大に広がる。

 こちらは富士そば公式が用意した宣伝用画像である。サンプル写真を見たところ、あおさのりの量は大さじ一杯程度。これでは、ちょっと物足りなさそうだから「ダブル」で注文してみた。これであおさのりの風味を余すことなく堪能できる……なんて想像を巡らせていたら、事態は思わに展開に。

 容器に入った「あおさのり」は、想像する5倍の量。ひと家族が楽しめるくらいのボリュームである。ぶっかけそばにザバザバふりかけたら、一面がすっかり緑で覆われてしまった。そばとあおさのりの主従関係が逆転した瞬間である。容器にはまだ1/4ほど残っているが、これ以上ふりかけたら秩序が完全に崩壊してしまう。

 あおさのりをからめたそばをすすると、磯の香りが口いっぱいに広がる。乾燥剤並みの吸水性に目をつぶれば、冷たいそばとの相性もなかなか悪くない。温かいそばなら、揚げ玉を入れてもよさそう。

 さて、残りのあおさのりはどうしよう。さすがに単体でパリパリ食べるわけにはいかないので、余ったつゆに投入し飲み下した。シンプルな素材に見えて、じつは戦略性が求められるトッピングなのかもしれない。
希少性:★★☆ インパクト:★★☆ コスパ:★★★


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