2021-04-25

398杯目:富士そば市ヶ谷店でカレー親子丼

 富士そば「市ヶ谷店」の新メニュー「カレー親子丼」(580円)を食べた。カレーライスと親子丼をニコイチしたよくばりな一皿である。

 いうまでもなく、このメニューは同じくニコイチ系の「カレーかつ丼」を下敷きにしている。かつ丼を親子丼に差し替えただけ、と解釈するのは容易いがそれでは本質を見落としてしまう。両者は似て非なる特性をもっているのだ。

「カレーかつ丼」はライスの上に鎮座するかつ煮の周縁をカレーが取り巻いていて、主:かつ煮、従:カレーの関係性が成り立っている。個体:液体というそれぞれの個性がメリハリになり食べごたえにつながる。

 対する「カレー親子丼」はどうか。ライスの上の“親子”は流動性のある半固体のため、どちらかというと性格がカレーに近い。主従関係は成り立たないものの両者の親和性は高く、さほど違和感なく調和する。「カレーかつ丼」ほどの食べごたえは期待できないが、飲み物感覚でサラサラと胃に流しこめるのは本家にはない魅力だ。
希少性:★★★ インパクト:★★☆ コスパ:★★☆

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

PAGE TOP