449杯目:富士そば御徒町駅前店でもつ煮玉カレーライス
情熱か、それとも執着か――。富士そば御徒町店の券売機に「もつ煮玉カレーライス」(580円)が新たに加わった。先行販売されていた「もつ煮玉定食」、「もつ煮玉そば」と合わせて三役そろい踏みといったところか。
ひとつの食材をここまでフル活用するケースはめずらしい。おまけに、御徒町店といえば天ぷらメニューが得意な印象だった。にもかかわらず、ここにきて「もつ煮玉」にご執心とは……。どうした心変わりだろう。もしやカミナリにでも打たれたか?
もつ煮とカレー。一見すると意外な組み合わせに見えるが、静岡県清水市のB級グルメに似たようなコンセプトの「清水もつカレー」があるそうだ。なんと、御徒町店に地元出身者がいる説が急浮上。って、べつにどうでもいいかそんなこと。
先述の「もつ煮玉定食」、また別の店で「もつそば」を食べたうえで、今回のカレーライスが最もまとまりがよい気がする。富士そばのカレーライスはほどよい甘さ、辛さ。この当り障りのない味がトッピングの個性を際立たせる。もつの食感や風味、甘みがちゃんと活きている。これはカレーライスの寛容さあってこそ、だろう。脂っぽさもないので、ペロリといける。「もつ煮玉定食」も悪くはないけれど、食べごたえの面でカレーに見劣りする。
こうなると「もつ煮玉」メニュー第四弾の期待も高まる。やはり最終的には得意の天ぷらに行きつくのだろうか。ややハードルが高い気もするが、カミナリにあと三発くらい打たれたら実現するかもしれない。
希少性:★★★ インパクト:★★☆ コスパ:★★☆
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