474杯目:富士そば板橋店で冷し合鴨そば
調味料をやたらと付けてくる店ってありますね。例えば「焼き鳥盛り合わせ」に辛子味噌・抹茶塩・柚子こしょうを添える居酒屋とか。なぜかこのケースは、三つに仕切られた小皿に調味料を盛っていることが多い。それで、たまにミスマッチな調味料も紛れこんでいたりして。
多彩な調味料、薬味はある種の「おもてなし」。富士そば板橋店の店舗限定メニュー「冷し合鴨そば」(600円)にも、その心意気が見てとれる。
このメニューで主役を飾るのは、いまやセミレギュラーと化した「合鴨」。初出は2017年の「合鴨ラー油つけそば」で、以来、度々タペストリーメニューや限定メニューとして復活を繰り返している。
そんな合鴨ローストの脇を紅生姜、マヨネーズ、カラシが固める。おまけといわんばかりに、ゆで卵も添えられている。あり合わせのメンバーに見えなくもないが、なかなかどうして華やかである。
そばの上に盛られた合鴨肉は4枚。せっかくなら店が用意してくれた調味料・薬味を堪能したいところだが、何をつけて食べるべきか。紅生姜かマヨネーズか、それともカラシ?
結論からいうとですね、一番好きなのはカラシでした。合鴨は味付けがしっかりしていて、風味もスモーキー。主張の強い合鴨をカラシの爽やかな辛味が見事に中和してくれた。紅生姜もマヨもジャンクな味わいがプラスされて、悪くはないけれど。
合鴨と調味料のマッチングを思案するのも、このメニューの醍醐味か。
希少性:★★★ インパクト:★★☆ コスパ:★★☆
新品価格 |
新品価格 |
コメントを残す