535杯目:富士そばでミニガーリックたぬき丼セット(マル得セット)
現在、富士そば全店舗で3種の「マル得セット」第9弾が展開中だ。今回は、①ミニピリ辛豚丼②ミニねぎ玉丼③ミニガーリックたぬき丼が登場(そばとのセットで各550円)。そのうちの「ミニガーリックたぬき丼」は、初お披露目のメニューである。
1 | 2021年4月 | いか天丼 | 合鴨マヨ丼 | メンチカツ丼 |
2 | 2021年10月 | 旨辛豚丼 | ローストダックのミニ丼 | カキフライとじ丼 |
3 | 2022年1月 | かき揚げ丼 | ルーロー飯 | チーズメンチカツ丼 |
4 | 2022年3月 | いか天丼 | 合鴨マヨ丼 | メンチカツ丼 |
5 | 2022年6月 | ピリ辛豚丼 | 炭火親子丼 | 和風ツナマヨ明太丼 |
6 | 2022年8月 | 旨辛豚丼 | 紅生姜天丼 | ねぎ玉丼 |
7 | 2023年1月 | かき揚げ丼 | 生姜豚丼 | ネギチャーシュー丼 |
8 | 2023年3月 | いか天丼 | 豚肉とニンニクの芽丼 | メンチカツ丼 |
9 | 2023年6月 | ピリ辛豚丼 | ねぎ玉丼 | ガーリックたぬき丼 NEW! |
過去のフェアと比べると、ややチープなラインナップであることは否めない。選考基準について、富士そばは公式サイトで「止まない高騰時代と提供価格の調整を続けた結果」とコメント。ギリギリのところで、なんとか企画を維持しているようだ。
侘しさを感じるのは「ガーリックたぬき丼」の存在が大きい。なにせ、「富士そば最安値」を謳う「ミニたぬき丼」にフライドガーリックをかけたアレンジメニューなのだから。
まるで、苦学生が考えた夜食のようだが、食べてみると、見た目以上に複雑な味わいであることがわかる。揚げ玉+ねぎ+刻み海苔+ガーリック+かけつゆ……と、低コストの食材を絶妙にかけ合わせて、上手いこと「料理」に昇華している。
「清貧」であることは間違いない。いや、清貧、大いに結構。「ガーリックたぬき丼」には、侘しいなりの美味さがある。日々、様々な情報を浴びている現代人には、こういう飾り気のない料理が癒しになる。心が疲れているときは、なおさら染みる。「次に来るときは温玉も追加するぞ!」。そんな前向きな気分が不思議と沸き上がってくる。
いっそのこと、たぬき丼のほか「ふりかけごはん丼」「梅干しごはん丼」などを加えた「清貧フェア」を企画してほしい。
希少性:★☆☆ インパクト:★☆☆ コスパ:★★★
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