2020-07-11

340杯目:富士そば代々木店で冷製コーンポタージュそば

 7月10日、ポッカサッポロとのコラボメニュー「冷製コーンポタージュそば」(420円)の販売がはじまった。販売までの一か月間、富士そばはSNS上で積極的に情報を発信し、ファンの期待を煽った。

 メディアからも注目を集めていたようで、販売前にテレビやネットニュースの取材が入る異例の事態も起こったという。

 取り扱うのは代官山店、歌舞伎座前店、大井町駅前店、三田店、そして、まさかの代々木店である。意外な店舗の参入に富士そばファンの間に激震が走った。
 じつは、代々木店が店を構える代々木は、運営母体のダイタン・ホールディングスが本拠地を置く“お膝元”なのである。にも関わらず代々木店は、富士そばの真骨頂ともいえるユニークなメニューを久しく販売してこなかった。旗艦店ともいえる立場にありながら、ちょっと地味な存在なのである。「いよいよ、あの店が動き出した……」。ファンがザワつくのも無理からぬことなのだ。

「コーンポタージュそば」自体の衝撃も大きい。ポッカサッポロの「じっくりコトコト」シリーズの缶入り「コーンポータージュ」をつゆに利用し、さらに粉末タイプをそばの上からふりかけた。甘みが濃厚だが、塩味とのバランスが絶妙で、さすがはポッカサッポロといったところ。悪ふざけとしか言いようのないビジュアルだが、意外なことにそばとの相性は悪くない。揚げ玉もトッピングされており、ザクザクとした食感がクセになる。

 ポッカサッポロ製品の恩恵を最大限に享受した一杯。普段はつゆを飲み干すことはほとんどないが、このそばに限っては話は別だ。揚げ玉入りのポタージュスープを最後の一口まで楽しんだ。
希少性:★★★ インパクト:★★★ コスパ:★★☆

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