585杯目:富士そば大井町店でミニ坦坦丼セット
富士そばでは、毎月、全店共通のおすすめメニューを提供している。現在は「ダブル海老天そば」がおすすめになっており、多くの店舗が宣伝用のポスターを掲示している。場合によっては、ポスターではなくタペストリーを店頭に掲出。おすすめ度の高さが反映されているようで、コラボメニューや季節メニューなどにタペストリーが採用されやすい。
ときには、タペストリーメニューが全く別のメニューに生まれ変われる。例えば、高田馬場店限定の「ミニラクサライス」がわかりやすい。タペストリーメニューではないものの、複数店舗で取り扱われていた「大きいコロッケそば」が「大きいカレーコロッケのカレーかつ丼風」にアレンジされたこともあった。いわば、“転生系”のメニューである。
大井町店の限定メニュー「ミニ坦坦丼セット」(750円)も“転生系”だ。昨年11月に全店販売されていた「坦坦そば」のそぼろ肉やほうれんそう、温玉などをご飯にトッピングした一品。本能に訴えかけるようなビジュアルが見るからに美味しそう。吉祥寺店の店長考案とのことだが、もともとはスタッフのまかない品だったのではないか。
そぼろ肉はピリ辛風味。ほうれん草にはごまタレっぽい特製タレがかかっており、ご飯のおともには申し分ない。そぼろ肉とほうれん草、そしてそれらの媒介者となる温玉――、この三者が混ざり合うことで真価を発揮。よく混ぜてから、ずるずるとかきこむと至福のひとときが訪れる。
希少性:★★★ インパクト:★★☆ コスパ:★★☆
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