502杯目:富士そば市ヶ谷店で旨辛!肉味噌そば&和風甘だれ鶏丼
店舗限定メニューの充実度でいえば、御徒町駅前店と双璧を成す市ヶ谷店。ただし、ラインナップの幅広さでいえば、やはり後者に軍配が上がるだろう。御徒町駅前店の開発ペースが落ちるなか、市ヶ谷店では、秋冬向けの限定メニュー「旨辛! 肉味噌そば」(540円)を展開中だ。
名物である「しのぶの肉味噌稲荷」から派生したそばで、とんこつベースのスープに肉味噌がミックスされている。「汁なし肉味噌きしめん」「ミニ肉玉丼」など、肉味噌をトッピングしたメニューは過去にも開発されていたが、まさかスープにまで転用してしまうとは……。底なしの”にくみそテクニック”に脱帽してしまう。
スープは、甘味を抑えた坦々麺スープのような味わい。味噌由来のコクがじんわりとあとを引く。かつお出汁も入っているのか、どことなく酸味も感じる。
丼の底をサルベージしたら、ひき肉、たけのこ、きくらげを発見。しばしの間、回収作業に没頭する。ひと匙で掬える具は、ごくわずか。担々麺用の穴あきレンゲがあれば、一網打尽できるのに……。
感染症対策用の衝立には、食べ方指南のPOPも掲示。これだけで、肉味噌そばが店主の自信作であることが伝わってくる。
せっかくなので「和風甘だれ鶏丼」(単品380円)も注文。こちらも市ヶ谷店だけのオリジナルメニューである。「炭火親子丼」に見られるプリプリの鶏肉かと思いきや、ギュっと肉質が詰まっていて、食べごたえがある。焼き鳥風の甘だれと鶏肉もベストマッチ。
帰り際に券売機を観察すると、肉味噌そばのボタンにこんな表記があった。「勝手に対決 VS新☆肉骨茶」。なるほど、肉味噌そばほどのクオリティなら、肉骨茶そばの対抗馬として充分太刀打ちできそうだ。
希少性:★★★ インパクト:★★★ コスパ:★★★
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