2024-07-01

603杯目:富士そば大井町店でミニ紅生姜とり天丼セット

 富士そば御徒町店に「鶏紅天」という店舗限定メニューがある。富士そば名物の「紅生姜天」と「とり天」のハイブリッドで、2020年の販売以来のロングセラーとなっている。

 そんな「鶏紅天」とコンセプトを同じくするメニューが大井町店の「紅生姜とり天」(2個170円)である。店頭のPOPには「自慢のとり天に、紅生姜をからめて揚げました」とある。大井町店と御徒町店は運営会社が異なるので、レシピは共有していないはず。なので、大井町店が御徒町店を模倣した、というよりは偶然コンセプトが被ってしまったのだろう。

「ミニ紅生姜とり天丼セット」(680円)を注文した。「紅生姜とり天」が甘辛く煮こまれて、ご飯によそわれている。衣が厚めについているので「鶏紅天」よりもっさりとした印象を受ける。ポジティブにとらえるなら、衣が厚い分、タレをよく吸収するので食べ出がある。こういう天ぷらが好きな人も少なくないはずだ。

 紅生姜のみじん切りを使っている「鶏紅天」に対して「紅生姜とり天」は千切りタイプを採用。衣と紅生姜の割合は、8;2くらい。個人的にはもっと紅生姜を増やしてもいい。衣にも紅生姜の汁をまぜこんで、パンチを効かせてほしい。

 一見ジャンクな見た目だが、鶏むね肉を使っているので意外とあっさりしている。刻み海苔をまぶしたのは、いいアイデアだと思う。海苔と紅生姜の風味が、淡白な鶏むね肉の引き立て役になっている。いずれは「紅生姜とり天そば」にも派生するかもしれない。
希少性:★★★ インパクト:★★☆ コスパ:★★☆

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